大きくする 標準 小さくする

コラム「オフ・ザ・ボール」 2010/7

コラム「オフ・ザ・ボール」 2010年7月1日 

[オフ・ザ・ボール] 投稿日時:2010/07/05(月) 22:24

W杯が佳境に入り、おもしろさを増しているが、決勝T1回戦ドイツ VS イングランド戦でレフェリーの誤審があった。イングランドのシュートは完全にゴールインしたかに見えたが、ノーゴールと判定され、イングランドは敗れた。そのゴールが決まっていれば同点となり、その後の展開も大きく違っていただろう。TVではそのシーンを繰り返し映していた。このようなことが起きるたびにVTRでの判定を取り入れれば、という議論がわき起こるが、今まで導入される事はなかった。その理由は、サッカーではレフェリーの判定が全てであり、また、レフェリーも人間なのだからミスはある、という考え方が前提としてあるからだ。

フェアプレーはそのスポーツに係わる全ての人に敬意を払う、という考えが基本である。味方、相手選手、コーチ、レフェリー、保護者、全ての人を尊重する。対戦相手は敵ではなく同じサッカーを愛する仲間であり、レフェリーも同じである。ミスジャッジをされた側は非常に悔しいし残念だろう。しかし、それもサッカーの一部であると割り切って受け入れ、フェアプレーの精神を貫くことに価値があると思う。


                                           K.H

コラム「オフ・ザ・ボール」 2010年6月1日 

[オフ・ザ・ボール] 投稿日時:2010/07/05(月) 22:11

サッカーW杯がいよいよ11日、南アフリカで開幕する。世界で延べ数十億人が見るといわれる世界最大のスポーツイベントは4年に一度開催され、予選に2年を費やす。初めてのアフリカ大陸での開催で、南アフリカの治安問題が心配されている。

日本代表は現在、時差が南アフリカと変わらないヨーロッパでトレーニングに励んでいる。5/31にはイングランドと親善試合を行い、1-2で敗れはしたが、不調にあえぐ代表にしては今後に期待が持てる内容だった。

W杯の期間中に修学旅行がある、という話を家でしていたら、サッカー好きの家人が、「修学旅行中でも特別にサッカーは見ていいんでしょう」と言う。時差の関係で夜中の試合が多いことを知っての質問に、健康管理が一番だからだめだよと返したら、「自分は見られないなら修学旅行行かない」などと暴言を吐いていた。ブラジルでは試合がある日は学校は休みになるというが、身近なところにも優先順位の1位がサッカーという人はいた。

4年に一度の熱狂がもうすぐ始まる。


                                     K.H

コラム「オフ・ザ・ボール」 2010年5月6日 

[オフ・ザ・ボール] 投稿日時:2010/07/05(月) 21:56

少年団の指導をしていた時の教え子の一人であるA君の試合を、久しぶりに見る機会があった。A君は現在高校3年生である。彼が出場した試合はBチームの試合だったがウォーミングアップは誰よりもダッシュを繰り返し、試合中はA・Bチームを通じて一番走っていた。味方へのサポート、カバーとひたむきにチームに貢献し、見ていて嬉しかった。

前サッカー日本代表監督のオシムは味方のために頑張れる選手のことを「水を運ぶ人」と呼んだ。チームになくてはならない存在、という意味である。

学総大会まであと一ヶ月あまり、フォア・ザ・チームに徹し、人のために頑張れる選手が多いチームは強い。その気持ちが能力や技術を上回るのである。また、試合に出場できなくてもチームのためにやれることはいくらでもある。

「水を運ぶ人」 いい言葉だなと思う。



                                          K.H

<< 2010年7月  >>

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31